馬券で利益を出すためには全レースに手を出してはいけないと言われています。
スポーツ紙や専門紙の馬柱をぼんやり眺めているだけでは気づきませんが、ポイントを絞って各レースを検討した場合、予想しやすいレースとそうでないレースがあることが分かります。
当然ながら予想しやすいレースを買った方が馬券の成績は上がりますから、投資競馬にするにはその該当レースのみ、馬券を購入するようにしなければなりません。
では予想しやすいレースとそうでないレースとは何なのか?ということですが、例えばタイムを中心に馬券検討する場合が分かりやすいです。
タイムを中心ということは、今回が1800メートルダートの距離だとしますと、各馬の1800ダートの持ちタイムと、近走の1800メートルダートのタイムをチェックします。
この場合、明らかにタイム的に抜けている馬が2~3頭いるレースと、混戦で数頭がタイム的に差がないレースが存在することが分かります。
後者の場合、前走で同走した馬も複数おり、枠順や展開次第で着順が変わってしまうと予想できるほど混戦ですから、こういったレースは当てにくいレースということになります。
逆に明らかにタイム的に抜けた馬2頭がいるようなレースの場合、軸馬は比較的簡単に決めることが出来ます。
この2頭を比較し、どちらかを軸にするか、もしくはこの2頭を軸にして3連複の流し馬券を購入する作戦もあります。
これは「タイム」というファクターから入った場合の考えで、他のファクターでも同じです。
つまり、全レース購入せず、ファクターごとに買いやすいレースにのみ馬券参加するという手法が利益を出しやすいということなのです。
ただ、購入レースを絞るというのは実は簡単そうでなかなか出来ないのが実態です。
例えば日曜日、自分なりに予想して買いやすいと思ったレースが7レースくらいまでに3つほど見つかり、8レース以降1つもないような日のことを考えてみましょう。
日曜日というのは各競馬場のメインレースでG1レースがあったりと、馬券が買いたくなるレースがたくさんあります。
従って予想が難解でもつい買いたくなってしまい、分からないながら馬券を買ってしまうということになりがちです。
ここをぐっと我慢して馬券を買わずに観戦できるようになれば馬券で利益を出せる日も近くなるでしょうが、競馬場やウインズまで足を運んでその場でレース観戦となると、周りの雰囲気に流されて馬券を買わずにはいられなくなります。
従って投資競馬にしたい場合、競馬場やウインズにあえて行かない、という手段も考える必要があります。